2022年6月21日(火),宮城県宮城第一高等学校の1年生11人と引率の先生がセンターを訪問しました。これは,宮城第一高校の特色である「秋桜(こすもす)探究学」授業の一環で,最先端研究室の見学を通して学問への興味・関心を高め,学習意欲や進路意識の向上を図るプログラムです。
あいにく当日は加速器が運転中であったため,センターが誇るサイクロトロン本体やビームラインの見学はできませんでしたが,最新鋭のPET装置と,歴史的お宝であるラジウム副原器を見ることがきました。(ラジウム副原器は,メートル原器の放射能版とも言うべきものです。)
その後,講義室に移動し,センターで研究する大学院生4人からそれぞれの研究トピックの紹介と大学院生の日常生活について話を聞きました。理学,工学,薬学,医工学といったバラエティーに富んだ研究分野が,サイクロトロンという大型実験装置の下で大きく発展している様子を知ってしていただけたと思います。なお,大学院生の1人は外国人留学生であり,英語でのプレゼンテーションも経験しました。質問コーナーでは,ゼミの様子などの質問で盛り上がりました。先輩たちとの交流の中で,自分の進路の具体的なイメージを持っていただけたのであれば幸いです。
あっという間の2時間でした。ご来場ありがとうございました!